parenchyma  [n. ]

【n.】
1〔生物〕柔組織.
2〔解剖〕(臓器の)実質組織《血液などに対して》.
3〔動〕下等無脊椎動物の各器官の間の間充組織.



印欧語根
per1 非常に広い意味を持つ印欧語根で、基本的には「前に」「…を経て」を表す前置詞の意味を持つ。その他にin front of, before, early, first, chief, toward, against, near, at, aroundのような広い意味を表す。

主な派生語には、first, from, before, forth, paradise, per-で始まる多くの語(percentなど)、接頭辞pre-を持つ語(preludeなど)、pri-で始まる多くの語(princeなど)、接頭辞pro-を持つ語(propertyなど)などがある。

en 中に、中への意。内側、内部、「…の間で」を表すこともある。重要な派生語は、and,接頭辞en-enableなど)、接頭辞in-2increaseなど)、接頭辞inter-interceptなど)、接頭辞intro-introduceなど)などの単語。
gheu- To pour, pour a libation. 注ぐこと、流れ出ること、献酒を注ぐことをあらわす。 1.流れ出すこと。 2.突風、噴出、分泌物。 3.注ぐこと、流れでること


接頭辞
para-1 1 (a) 近く, …のそば, 側。 (b) …を超えて, 以上。 (c) 不規則, 不正。 (d) 補助…, 副次的, 准…。 (e) 類似した, 同様の。
2 〔医学〕(a) 副次的 (b) 異常 (c) 疑似
3 〔化学〕(a) 異性体 (isomer), 重合体 (polymer), 一時異変 (modification), 派生 (derivative) (b) パラ位の 《(ベンゼン環を有する化合物で)置換基が1, 4位の cf. meta-, ortho-
4 〔物理〕(2原子が)逆平行回転の.

《◆母音の前などでは "par-"  》

(語源) ギリシャ語 'para' (...のそばに) に由来する。
en- 1 フランス語系の語について「...の中に, 中で」の意味を表す。 "b", "m", "p", "ph" の前では "em-" となる。
(1)名詞や形容詞の前に付いて他動詞化する。「入れる」, 「与える」, 「あるに状態にする」という動詞を作る。
(2)動詞に付いて 「の中に」 の意味をを加える。
"en-" はラテン語  'in-'  に対するフランス語系で, 互いに交換されることがある。 参照: in-2

2 ギリシア語系の借入語に付いて 「の中で」, 「の上で」, 「に向かって」 という意味を表す。 "b", "m", "p", "ph" の前では "em-",  "l" の前では "el-" , "r" の前では "er-" に変わる。



接尾辞
-enchyma 1 (医学)「...細胞の組織」と言う意味の名詞を造る。 2 (植物)「...(薄い細胞壁からなる植物の)単組織」と言う意味の名詞を造る。

(語源) parenchyma に由来する。

【戻る】
【TOP】