importunate  [adj. ]

【adj.】
1〔要求などの点で〕しつこい〔in〕;〔…を〕せがんで〔for〕.
2 急を要する, 差し迫った.
3 ((まれ))やっかいな, 面倒な, うるさい, いやな, うっとうしい.

「港に向かって吹いている風ではない」→「不向きな、面倒な」が原義.



印欧語根
ne 広く否定の意味を表す印欧語根。重要な派生語は、no, not, 接頭辞a-1awayなど)、接頭辞in-1injuryなど)、接頭辞non-nonentityなど)、接頭辞un-1unlikeなど)などの単語。
per-2 導くことや運ぶこと、横切ったり過ぎて行くこと、突き通すことなどを表し、語根per1のグループに属する動詞的な語根。重要な派生語は、語幹portを持つ語(import, opportunity, reportなど)、fare, sportなど。


接頭辞
in-1 「無」,「不」など否定の意味を表す。
◆ "b", "m", "p" の前では "im-" , "l" の前では "il-" , "r" の前では "ir-" となる。
遷移の過程で, アングロフランス語, 古期フランス語の形を変えずに "en-" という異形をとる語もある。→ enemy
ラテン語では 'g' の前では 'i-' となったことを受けて 英語でも "g" の前で "i-" となることがある。 → ignominy



接尾辞
-ate (名詞を造る)
1 位、職、集団を示す名詞を造る (例: senate) 
2 対象となる人・物;行為の結果 (例: precipitate)
3 (化学)「…酸、…酸エステル」

(形容詞を造る)
1 ラテン語系形容詞語尾
2 ... 化した(受身的意味の形容詞をつくる)(例:separate)

(動詞を造る)
1 ...させる, ...する, ...になる  
2 (化学, 医学)...を加える, ...で処理する (例:acierate(<鉄を>鋼化する))

(語源) ラテン語 '-ātus'('-āre'の形の動詞の過去分詞形を造る接尾辞)に由来する

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