印欧語根 | ||
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ne | 広く否定の意味を表す印欧語根。重要な派生語は、no, not, 接頭辞a-1(awayなど)、接頭辞in-1(injuryなど)、接頭辞non-(nonentityなど)、接頭辞un-1(unlikeなど)などの単語。 | |
reg- | 直線的に動くこと、またはそれに関係することを表す印欧語根。 1.正しいこと、修正、直線的(例right)。 2.まっすぐに導くこと(例realm, rectangle, surge, 語幹rectを持つ語)。 3.力強いこと(例rich)。 4.王(例regal, royal)。 5.まっすぐな木片、杖(例rail(1), regular, rule)。 6.尋ねる(例abrogate)。 | |
-lo- | 指小辞を形成する第二の接尾辞。 英語の接尾辞 -ular, -ule, -let, -ling(1), -al(1), -al(2), -ar, -ile(1)に派生。 |
接頭辞 | ||
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in-1 | 「無」,「不」など否定の意味を表す。 ◆ "b", "m", "p" の前では "im-" , "l" の前では "il-" , "r" の前では "ir-" となる。 遷移の過程で, アングロフランス語, 古期フランス語の形を変えずに "en-" という異形をとる語もある。→ enemy ラテン語では 'g' の前では 'i-' となったことを受けて 英語でも "g" の前で "i-" となることがある。 → ignominy |
接尾辞 | ||
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-ar | 1 (l, n の後ろで)-al(1)の異形として 「...の, ...のような」の意味の形容詞を造る。 (例: lunar) (-le で終わる名詞に付くときは -le を -ul- に変える。 (例:muscle → muscular) ) 2 -er(1) の異形として、「…する人」の意の名詞を作る。 (例:beggar) 3 -er(1) の異形として、古期フランス語から借入の名詞語尾。職業名によくみうけられる(例:scholar, vicar)が、 他の語にもみうけられる(例:cellar, collar 等) (語源) ラテン語 '-āris' (「... する人」動作主接尾辞)に由来する。 中期英語では '-er'(古期フランス語からの借入)。 |