印欧語根 | ||
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mel-5 | 誤りの、間違いの、仮の、悪い、悪性、悪質なことを表す。 (例malice,malign,blame,blaspheme(1))。 | |
kom | 特に(過去)分詞・集合・強調を表す前置詞として、「…の近くに」「…と一緒に」という意味などを持つ印欧語根。 重要な派生語は、enough, 接頭辞co-, com-, contra-を持つ単語(cooperate, complex, contradictなど)。 ゲルマン語の接頭辞ga-, gi-, ge-を持つ語(古英語接頭辞ge-, y-を含む)。 |
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ten- | 広く「引っ張ること」「伸ばすこと」を表す印欧語根。語幹tend(attend, extendなど)の由来として、(…まで)引き伸ばす(ラテン語portendereから)意。また、語幹tain(contain, obtainなど)の由来として、ある状態に保っておくこと、維持すること(ラテン語tenēreから)の意。他の重要な派生語は、tenant, toneなど。 |
接頭辞 | ||
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mal- | 1 「悪い」 2 「不完全な」, 「不十分な」, 「不...」 3 「異常な」 という意味を表す。 "mala-" , "male-" という異形も。 (語源) ラテン語 'malus' (悪い) , 'male'(病気の)に由来する。 もともとはフランス語からの借入語に見られたが, 16世紀ころから英語内の造語にも広く見られるようになった。 |
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com- | 1. 「…と一緒に」, 「共同の」, 「ともに」 という意味を表す。 2 「まったく」, 「完全に」 など強意を表す。 通例 "b", "p", "m" の前では "com-", "l" の前で "col-", "r" の前で "cor-", 母音と "h", "gn", "w" の前では "co-" , その他の前では "con-" となる。しかし例外も少なくない。 |