projection  [n. ]

【n.】
1 投射, 発射.
2〔幾何〕投影(図);投写像;〔数学〕射影, 射影作用素;〔地図〕投影法(map 〜).
3〔心理〕投射《自分の中にある情動や態度が自分に受け入れ難い時, それを他者のものとして責任を転嫁すること》, 客観化《他人も自分の感情や性質などと同じものを持つと決めてかかる傾向;子供によくみられる》.
4〔精神分析〕投射《自分が他人に敵意を持っている時, 逆に相手が自分に敵意を抱いていると思い込むなど, 自分の感情・性質を無意識のうちに他人に移しかえる心の働き;防衛機制の1つ》.
5 (将来のことの)推定, 見積り;計画, 立案.
6 ((正式))突出[突起]部.
7〔錬金術〕投入(プロイエクティオ)《賢者の石(philosopher's stone)の粉を溶かした卑金属に入れ, 金や銀に変成させる最終操作の1つ》.
8 (遠方[多数]に)はっきりと声を伝えること.



印欧語根
per1 非常に広い意味を持つ印欧語根で、基本的には「前に」「…を経て」を表す前置詞の意味を持つ。その他にin front of, before, early, first, chief, toward, against, near, at, aroundのような広い意味を表す。

主な派生語には、first, from, before, forth, paradise, per-で始まる多くの語(percentなど)、接頭辞pre-を持つ語(preludeなど)、pri-で始まる多くの語(princeなど)、接頭辞pro-を持つ語(propertyなど)などがある。

yē- 投げることを表す。語幹jecteject, projectなど)を持つ語の由来。


接頭辞
pro- 1
(a) 「…の代り」, 「副…」, 「代理」
(b) 「賛成の」, 「支持の」, 「..ひいきの」(⇔ anti-)
(c) (ラテン語系の語について) 「前へ」, 「正面で」, 「公に」, 「..に応じて」,

(語源) ラテン語 'prō' (= for ...のために, ...にとって, ...に向かって)に由来する。

2
(a) (時間, 位置, 順序が)「前の」 
(b) 「原始的な」, 「未発達の」

(語源) ギリシャ語 'pro' (= before 前の) に由来する。



接尾辞
-tion 動詞から名詞を造り、状態・動作または具体的な事例(人・物)・結果を表す。参照: -ion

(語源)  ラテン語 '-tiōn-' = -t(過去分詞形を造る接尾辞 -t(1)) + -iōn-(-ion)

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