individual  [adj.n ]

【adj.】
1 (比較変化なし)[限定][しばしば each 〜] 個々の, 個別的な;単一[単独]の;個物[個体]の(⇔ general);(模様などの)それぞれ異なった;別々の(【略】 indiv., individ.).
2 (比較変化なし)[通例限定] 個人の, 個人的な;1人用[だけ]の.
3 [通例限定]〈好みなどが〉独特の, 特有の, 個性的な.
4 (比較変化なし)〔心理〕個人の[に属する].
5 (比較変化なし)〔哲学・論理〕個体の.
6 ((廃))分離できない, 不可分の.

【n.】
1 (集団・社会に対する)個人;(独立した)個体;構成員;〔生物〕個体;〔哲学・論理〕個体(particular)《他の事物とは比較できない唯一性をもつもの》.
2 変った人[動物];((英略式))[形容詞を伴って] …の人《◆もったいぶった古くさい表現》.

「分ける」という意のラテン語dīvidere→否定の接頭辞が付いた「分けられない」意の中世ラテン語indīviduālis→古仏語→元の意味は廃れ、「一つの、個々の」という意の中英語に派生



印欧語根
ne 広く否定の意味を表す印欧語根。重要な派生語は、no, not, 接頭辞a-1awayなど)、接頭辞in-1injuryなど)、接頭辞non-nonentityなど)、接頭辞un-1unlikeなど)などの単語。
weidh- 分ける、分離するなどの意を表す。(widow,divideなど)


接頭辞
in-1 「無」,「不」など否定の意味を表す。
◆ "b", "m", "p" の前では "im-" , "l" の前では "il-" , "r" の前では "ir-" となる。
遷移の過程で, アングロフランス語, 古期フランス語の形を変えずに "en-" という異形をとる語もある。→ enemy
ラテン語では 'g' の前では 'i-' となったことを受けて 英語でも "g" の前で "i-" となることがある。 → ignominy
dis- 1 動詞につけて欠如,否定,逆の意を示す。「無...」「...不」「...非」
2 名詞につけて「除去、奪取」の意を示す。
3 形容詞につけて「反対, 否定」の意を示す。
4 「分離」の意を示す。 
5.(否定の)強意として。

( "b", "d", "l", "m", "n", "r", "s", "v" および時に "g", "j" の前では "di-" の形をとる。また ラテン語 'dis-' を語源とするが  "de-" の形をとる語もある。 例: defame ) 参照 : de-



接尾辞
-al(1) 「…に関する、…の性質の、…に特有の」などの意の形容詞を造る (時に名詞を造ることも)

(語源) 中期英語 '-al' (古期フランス語 '-al'の借入語) ラテン語 '-ālis'(~に関する)に由来する。

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