proto-

1 「最初の」, 「主要な」, 「原始の」
2 [通例 P〜]〔言語〕(ある言語[語族]の)「原始の」, 「原型」
3 〔化学〕 「第一の」, 「初級の」 《一連の化合物の中の第一のものの中で特定の原子[基]の数が最小のもの一連の化合物》
4 〔化学〕「プロト…」《…を生じる物質[…の親物質]であることを表す》
《◆母音の前では prot- 》

(語源) ギリシャ語 'prōtos'(最初の)に由来する。




印欧語根
per1 非常に広い意味を持つ印欧語根で、基本的には「前に」「…を経て」を表す前置詞の意味を持つ。その他にin front of, before, early, first, chief, toward, against, near, at, aroundのような広い意味を表す。

主な派生語には、first, from, before, forth, paradise, per-で始まる多くの語(percentなど)、接頭辞pre-を持つ語(preludeなど)、pri-で始まる多くの語(princeなど)、接頭辞pro-を持つ語(propertyなど)などがある。

この接頭辞を持つ語
protagonist
【n.】
1〔主義・思想などの〕主唱者(⇔ antagonist).
2(運動などの)指導者.
3[the 〜](劇の)「主役」, (小説・物語の)主人公.
4〔スポーツ〕競技会の出場者.
protein
【n.】
1 蛋白(たんぱく)質.
2〔栄養〕蛋白質の豊富な食物《肉・魚肉・チーズ・豆類など》.

【adj.】
蛋白質の[を含む].

(語源) ギリシャ語 'prōtos' (第一の)に由来する。1838年にオランダの化学者による造語。たんぱく質が有機体の本質的成分と考えられたことから。
prothonotary
【n.】
1 ((やや古))(複数裁判所の)首席書記官.
2〔カトリック〕教皇庁書記官《教皇庁の公的記録者;高位聖職者の名誉称号ともなる》.
3〔ギリシア正教〕Constantinople の総主教の書記長.

notary参照
protist
【n.】
〔生物〕原生生物《原生生物界(Protista)に属する単細胞性真核生物で, 動植物両方の特徴をもっている;現代の分類では Protoctista に属する》.
protocol
【n.】
1 外交儀礼(diplomatic procedure);儀礼上のしきたり.
2 条約原案, 条約議定書.
3 [the P〜](フランス外務省の)儀典局.
4 ((米))実験の計画[記録];〔医学〕臨床試験計画表.
5
a (条約・協定の)修正条項[案].
b (条約の)付随書.
c 公式の国際協定[合意].
6 プロトコール命題(〜 statement).
7〔コンピュータ〕通信規約, プロトコル《コンピュータ間のデータ送受信のために定められた手順・規約》.

【v.】
(…を)議定書に記す[を作る].
protoctist
【n.】
〔生物〕原生生物《現代の生物分類で原生生物界(Protoctista)に属する生物;protist と同義またはそれに一部の多細胞生物を加えたもの》.
proton
【n.】
〔物理〕陽子, プロトン(【記号】 p
protonema
【n.】
〔植〕原糸体, 糸状体《コケ・シダ植物の胞子が発芽してできる, 糸状に枝分れした緑色の配偶体》.
protoplasm
[名詞]《生物》原形質(げんけいしつ)(↔metaplasm(2))。細胞の生きている部分を構成する基礎的な物質の総称。
protostome
[名詞]《生物》前口(ぜんこう)(または原口、先口、旧口)動物。初期胚に形成された原口がそのまま口となって発生する動物。(↔deuterostome)例えば軟体動物、環形動物、節足動物など。
prototype
[名詞]
1 原型,模範,基本事例, (特に工業製品の)試作模型
2 (生物)原型(archetype) 
3 (後代の事物の)先がけ, はしり, 元祖

[動詞] (…の)原型を作る

(語源) ギリシャ語 'prōtotupos'( original , 根源の, 最初の)から派生。'prōto-'(原始の, 第一の) + 'tūpos' ( 参照: type )


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