eu-

「良い, 好い, 善い, 真, 正しい」という意味を表す。

(語源) 中期英語 ← ラテン語 ← ギリシャ語 'eú '(よい) に由来する。




印欧語根
(e)su- 良いことを表す。印欧語根es-の接尾型。
この接頭辞を持つ語
Eucharist
聖餐(さん)(式)《キリストの最後の晩餐の言葉に基づき, パンとぶどう酒の共食をもってキリストの死と復活を記念する儀式》
Eumenides
[the 〜;複数扱い] 《ギリシャ神話》エウメニデス:復讐の女神たち. [ギリシャ語「親切な者たち」の意の逆説的表現]
Euterpe
エウテルペ《ミューズ9女神(the Muses)の1人で音楽(特に笛)の女神;喜びの象徴》
(ギリシャ語で 'eu-' (よい) + 'terpein' (喜ばせる) )
eucalyptus
ユーカリ, ユーカリ油
eucaryote
真核生物《核などの小器官のある細胞をもつ生物》
eugenic
優れた子孫を作る, 人種改良上の, 優生学的な
eulogistic
賛美の, 褒め称える
eulogy
賞賛(の言葉), 賛辞, 賛美, 頌徳文, 頌徳の言葉
euonymus
ニシキギ《北半球の温帯に生息するニシキギ科ニシキギ属(Euonymus)の低木の総称》. 「よい名前の」(of good name)というギリシャ語→ラテン語から。
eupatrid
[名詞]エウパトリデス《古代ギリシアの世襲貴族のメンバー;法の制定・執行権を持っていた》
[形容詞]エウパトリデスの

(語源)ギリシャ語 'eupatridēs' : 'eu-'(「良い」という意味の接頭辞) + ’patēr'(父) に由来する。あ
eupeptic
1 消化を助ける;消化良好の,消化力の盛ん
2 暢気な, 楽天的な

ギリシャ語 'eupetos' ( 'eu-' (よい) + 'peptein' (消化) )に由来する。
euphemism
[名詞] 婉曲語法,婉曲語句

(語源) ギリシャ語 'euphēmismos' (前兆のよい言葉を使う)に由来する。 'eu-' + 'phēmē' (しゃべること) 。
euphony
音調の良さ
euphoria
強い幸福感,多幸症
euphuism
[名詞] ユーフュイズム, 誇飾体。華麗な文体。美辞麗句。

(語源)  John Lyly の小説 "Euphues", "the Anatomy of Wit" and "Euphues and his England" のような気取った、華麗な美文体をこのように呼ぶようになった。
Euphues は主人公の名前。 ギリシャ語 'eu-'は「よい, 好, 善」 , 'phuein'は「育つ, 産む」という意味があり、これにちなむ。
eupnea
[名詞] 《病理学》正常呼吸, 安静呼吸 

(語源) ギリシャ語 'eupnoia' ( 'eu-' (よい) + 'pnein' (呼吸する) )に由来する。
eutectic
[adj.]
共晶[共融]の, 共晶[共融]混合物の

[n.]
共晶[共融]混合物. 共晶[共融]溶融点(温度)

(語源) ギリシャ語 'eutēktos'(簡単に溶ける): 'eu-' (よい) + 'tēktos' (溶けた) に由来する。
euthanasia
安楽死, 安死術, 安らかな死. good death 「良い死」が原義
eutherian
真[正]獣類, 有胎盤類 (母親が発達した胎盤をもち、十分に発育した子供を出産するということが特徴。)

(語源) ギリシャ語 'eu-' (真) + 'thēria' (野生動物) に由来する。
euxenite
ユークセナイト《暗褐色のイットリウムのニオブ・タンタル酸塩鉱物;希土類元素鉱物とともに産出する》.ギリシャ語で「見知らぬ人にやさしい」が原義


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