印欧語根 | ||
---|---|---|
de- | 指示語幹、前置詞、副詞の語幹を表す印欧語根。重要な派生語は、接頭辞de-(decide, defect, derivative, detailなど)の単語、to, today, tooなど。 | |
wegᵂh- | まじめに説く、説教する、話すことなどの意を表す。(voteなど) |
接頭辞 | ||
---|---|---|
de- | 1. 「反対」, 「逆」, 「裏」, 「非」 2. 「…を脱ぐ」, 「…から取り除く」, 「分離」, 「除去」 3. 「…から降りる」 4. 「を減じる」, 「低下」, 「悪化」, 「非難」 5. 「…に由来する」, 「..派生する」 6. 強意 7. (化学)「1個以上の原子を除去して得られる分子を含む」 という意味を表す。 (語源) ラテン語 'dē-' または 'dis-' に由来する。 参照 : dis- |
接尾辞 | ||
---|---|---|
-ee(1) | 1. ある特定の行為を被る, 行為の恩恵を受ける者、を表す名詞を造る。 (法律用語などで行為者を示す -or, er の対極をなす:employee 雇用者 : employer 雇用主) 2. ある特定の物を所持している者、を表す名詞を造る。(mortgagee 抵当権) 3. ある特定の行為をおこなう者, ある状態におかれている者、を表す名詞を造る。(absentee欠席者) (語源) 中期英語 '-ee' ← 古期フランス語 '-é', ('-ée'女性形) 過去分詞を表す接尾辞 ← ラテン語 '-ātus'(動詞の過去分詞接辞) 接尾辞 –ee は、ラテン語、フランス語における動詞の過去分詞接尾辞を起源としており、英語の用法においても初期には「受動的に被動作主」を表わすことが基本的機能であった。(例:雇われる人 employee) 他動詞の目的語となる人を示す例が一般的で、特に法律関係の文書(例:trustee(受託者)) や軍・警察の専門用語(例:draftee(召集兵))に多く使われるようになる。 19世紀になり、主としてアメリカ英語で、自動詞の主語を示すような用法に拡大していった。(例:standee(立ち見客)) 今日では、接尾辞 -ee で終わる造語は広く受け入れられており(例:honoree(受賞者)), 思いつきで造られた嘲笑的な意味合いの語も少なくない。(例:firee (解雇された人), roastee(からかいの対象)) また、名詞や形容詞から造られた語もある。(例:patentee(専売特許権所有者), biographee (被伝者/伝記の主題になっている人物)) |