ambhi

周囲に、あちらこちらにという意味の印欧語根。by(1), butなどの由来として、「…のそばに」の意。接頭辞be-の由来として、強意を表す。m̥biとも表記。

この語根 ambhi から派生した単語
Ember Day
四季の斎日《四旬節の始め, 聖霊降臨祭, 十字架賞賛の祝日(9月14日)
印欧語根等はday参照
Imbolc
[名詞]インボルク。通常2月に行われる古代のケルトの祭り。占いと清めの儀式で祝う。古アイルランド語で
abaft
[副詞]
〔海事〕[名詞の後で] 船尾(の方)に(ある), 後方に[の]
about
[前置詞]
1[位置・運動]
a[円周]((主に英正式))…のまわりに, …の周囲に[を, の];…を取り巻いて
b[周辺]((主に英・米正式))…の近くに, …のあたりに[を, で];[移動・分散の動詞と共に] …のあちこちに[を, で], …のほうぼうに[を, で]
2[携帯・付随]
a[携帯]((主に英正式))(金銭・財布などを)〈人〉の身につけて, 〈人〉が持って《◆かさのようなやや大きな物の場合は with》
b[付随][通例 there is 構文で]〈人〉の身辺に, 〈物・事〉には《◆漠然と周囲に漂う気配・様子などを表す》
3[関連] …について, …に関して, …に関する
4[概略] およそ, 約, …ぐらい, …ごろ
5[S is 〜 O]〈人が〉〈仕事など〉に従事している
[S is (just) 〜 to do]〈人・事が〉(まさに)…しようとしている, …するところで

[副詞]
1((主に英)) aまわりに, 周囲に[を];周囲が(…ある)
b近くに, あたりに[を];あちこちに[へ, を], ほうぼうに
2およそ, 約…, …ぐらい
3ぐるりと回って, 転回して;向きを変えて, 反対の方向に[へ];回り道をして;〔海事〕上手(うわて)回しに, 回頭して
4[be 〜]〈人が〉(病後などに起きて)動き回って[活動して, 働いて]いる;〈病気が〉はやっている;〈うわさなどが〉広まっている;〈物・事が〉存在し入手[利用]できる
5((主に英))[通例 turn と共に] 交互に, 順番に
above
[前置詞]
1 [空間的位置](表面から離れて)…の上に[の], …の上方に[の], …より高く[高い];…の上に(出て);〔演劇〕…の舞台奥に[の]
2 [地理的・時間的位置]
a …より上流に;…より北に;…より先に[遠くに];…の向うに[の, で]
b ((古))(年代が)…より前に(さかのぼって)
3 [超過](数・量・程度の点で)…より上で[の, に], 基準より上の[で];(音が)…より大きく[高く]
4 [優越](地位などで)…より上で;(能力などで)…よりまさって, すぐれて
5 [超越](物・事が)〈人の理解など〉を超えている;(行為などが)〈非難・疑惑など〉を受けない;〈人が〉(高潔・善良さなどで)…を超越して, …を脱して;〔…を〕しない, 〔…するのを〕恥とする〔doing〕

[副詞]
1 [しばしば名詞の後で] 上に[の], 高い所に[の];頭上[階上]に[の];天に[の];〔演劇〕舞台後方[奥]で;〔動〕背[上]側で
2 上流に[の], 上(かみ)の方に
3 前述の, 上記の, 先に《◆専門的・公的な書き言葉に用いられる》
4 上位に(ある), 上級に(ある)
5 (ある数量を)越えて, それより上の

[形容詞]
[通例限定]((正式))上述の, 上記の

[名詞]
[the 〜;単数・複数扱い] 上記[上述]のこと
alley(1)
路地, 小路
alley-oop
[間投詞]
(物を持ち上げるときなどの)よいしょ, どっこいしょのかけ声
印欧語根等はalley(1)参照。サーカスのアクロバットが跳び上がる寸前に発する掛け声allez-oop(フランス語)に由来
ambage
[名詞]
((古))[しばしば 〜s] 回り道, くねくね曲った道, 回りくどい考え[やり方], 隠された考え
ambassador
大使
ambidextrous
[形容詞]両手のきく, 非常に器用な, 二枚舌の, ずるい
ambience
雰囲気, 周囲, 外界, 環境, 背景音

印欧語根等はambient参照
ambient
[形容詞]
[限定]((文))周囲の(場所)全体の;〔言語〕環境の
ambiguity
両意, あいまいさ.
ambiguous
両義に取れる
ambition
大望
ambitious
[形容し]
1 大望のある[を抱いた], 功名心に燃える;((時にけなして))野心的な[のある]
2 (…を)熱望して((for, of ..., to do))
3 〈計画・作品などが〉大胆な, 意欲的な, 大がかりな
4 ((米))元気のよい, 活発な.
ambivalence
(…に対して)相反する感情を同時にもつこと;両価感情, ためらい, 《心理学》アンビバレンス
ambivalent
〈人が〉両価的な.
amble
〈馬が〉アンブルで歩む
ambulance
救急車
ambulate
[動詞]
動きまわる, 移動する;歩く
ambulatory
歩行の
amice(1)
[名詞]
〔キリスト教〕アミクトゥス, 肩衣(ぎぬ)《司祭が祭服の下に着る白い肩かけ
amphibian
両生類の.
amphibious
水陸両生の.
amphibole
[名詞]
〔鉱物〕角閃石
amphibrach
[名詞]
〔韻律〕(古典詩の)短長短格, (英詩の)弱強弱格《2つの短[弱]音節にはさまれた長[強]音節から成る韻脚》
amphictyony
[名詞]
〔古代ギリシア史〕隣保同盟《古代ギリシアにおいて神殿や儀式の維持のために都市国家間で結ばれた宗教的な同盟》
amphimacer
[名詞]
〔韻律〕(古典ギリシア・ラテン詩の)長短長格
amphimixis
[名詞]
〔生物〕アンフィミクシス, 両性混合, (通常の)有性生殖《受精によって両親の遺伝要素が合体すること》
amphioxus
[名詞]
〔動〕ナメクジウオ《原索動物門ナメクジウオ属などの数種の海産動物》
amphisbaena
[名詞]
〔動〕ミミズトカゲ類
amphistylar
[形容詞]
〈古代の神殿が〉両側[両端]に列柱がある, 両柱の

[名詞]
両柱式の神殿
amphitheater
(古代ローマの)円形演技場.印欧語根等はtheater参照
amphithecium
[名詞]
〔植〕アンフィテシウム《コケ植物の若い胞子体の外層で, 成長すると胞子嚢(のう)の外壁になる》
amphiuma
[名詞]有尾目アンヒューマ科の両生類の総称。アメリカ南東部にいるサンショウウオの一種。(=Congo eel, Congo snake)水棲だが肺で呼吸する。
この名を付けたA.Gardenが水陸両方で呼吸ができると信じて付けた名称
amphora
[名詞]
古代ギリシア・ローマの)両取手付きのつぼ
amplexus
[名詞]
〔動〕抱接《カエルなどの雌雄が体を密着させて行なう(産んだ卵に精子をかける)体外受精行為;交接と区別していう》
amputate
〈手足など体の一部分を〉(手術で)切断する
ancillary
補助[付随]的な
andante
[副詞][形容詞]
アンダンテ, 歩くような速さで[の], 適度にゆるやかに[な]《adagioallegretto の中間;【略】and.》

[名詞]
アンダンテ(の曲)
anfractuous
[形容詞]
(まれ))曲折の多い, 入り組んだ, 回りくどい, 複雑な
because
[接]なぜなら…、 …だから、…であるからといって
中英語bi cause of ( by reason of ...の理由で)から派生する。 cause参照。
become
〜にふさわしい, 適する, 似合う
bedizen
(けばけばしく)飾りたてる
bedraggle
汚くする, 引きずってびしょ濡れにする
befall
〜に起こる, 降り懸かる
before
〜する前に, 〜してからでなければ〜できない, 〜した末にやっと, 〜がまだなかった頃, 〜するよりはむしろ
beforehand
[副詞][形容詞]あらかじめ(の), 前もって(の), 前には, 早計で

印欧語根等はbefore, hand参照
befuddle
混乱させる, 泥酔させる
beget
生じさせる, 引き起こす, こしらえる, きたす
begrudge
出し渋る
beguile
欺く, だます, 人の心を捉える, 魅力を感じさせる, 人の気を紛らせる, 魅力でうっとりさせる
behalf
利益
behave
〜の態度をとる, 振る舞う
behavior
行動, 態度, 挙動, 言動, 素行, そぶり, 構え方, 接し方, 対応の仕方, やり方, 行状, 振る舞い, 行儀, 品行 ( = behaviour)
behavioral
[形容詞]行動の

印欧語根等はbehave,behavior参照
behead
[動詞]
…の首を切り取る;〈人〉を打ち首にする
behest
[名詞]
((やや古))[通例 a/the/one's 〜] 命令;要請;懇請
behind
後ろに
behold
ながめる、見る。
beholden
恩義を受けて, 世話になって
behoof
[名詞]
((古))利益, 利点
behoove
ふさわしい, 必要である
belabor
長々と続ける, 〈人を〉ののしる, ((古))…を(…で)強打する
印欧語根等はlabor参照
belated
遅れて到着した, 手遅れになった, 時代遅れの, 遅ればせながら
belay
[動詞]
1〔海事〕(綱止め栓などに)〈綱〉を(8の字形に)巻きつける
2…をやめる
3〔登山〕ビレイする《岩や立ち木にザイル[ロープ]を固定して登山者や荷物を確保する》

[名詞]
〔登山〕1ビレイ《ザイル[ロープ]で仲間の墜落を防ぐこと》, 確保
2確保支点《岩の突起や立ち木など》
beleaguer
包囲する, 取り巻く, 付きまとう, 悩ます
beleaguered
[形容詞]包囲された
beleaguerの過去形、過去分詞形
印欧語根などはbeleaguerを参照
belie
正しく伝えない
believe
信頼する, 思う, 考える, 信じる, 真に受ける
belittle
けなす, 価値を下げる, 見下す
belong
所属する, 所有物である, 属する, 合っている
beloved
[形容詞]((限定))1 最愛の, いとしい. 2 愛用の.

[名詞]((通例one's ~))最愛の人, (特に)恋人, 愛人

印欧語根等はlove参照
bemoan
〜を悲しむ, 嘆く
bemuse
[動詞](他)((通例受身))…をぼんやりさせる;…を困惑[混乱]させる;…の心を奪う
印欧語根などはmuse参照
bemused
困惑した, 当惑した, 物思いに耽った, ぼんやりした
ben(1)
[名詞]
(2室の小屋の)奥部屋

[副詞][前置詞]
(…の)内部の[に], 奥の[に]
beneath
〜にさえぎられる, 〜の下に, 〜の真下に, 足下に, ふさわしくない, 値しない, 身分がより低い, 〜の支配下に, 〜の沽券にかかわる, 足りない
benumb
[動詞]
[通例 be 〜ed]〔寒さなどで〕無感覚になる, 麻痺(まひ)する
bequeath
遺言で譲る, 〜を後世に残す, 遺贈する, (後世に)伝える, 動産を遺譲する
bequest
[名詞]
〔法律〕〔人への〕遺贈;遺産, 形見〔to〕
berate
人を叱りつける, ガミガミ叱る, (激しく)非難する, とがめる, ひどく叱りつける, 腹を立てて叱りつける
bereave
(生命・財産などを)奪う, (家族・近親を)〜から死によって奪う, 失わせる, 強奪する
「取り上げる、連れ去る」という意の古英語に由来
beset
包囲する, 取り巻く
besides
〜の上に, 〜の他に, また, (その上)さらに, その上, 加えて, 〜だし第一〜でもある, おまけに
besmirch
汚す
bespeak
[動詞]
1…を前もって求める, 予約[注文]する
2((文))〈行動などが〉…を示す;…を物語る
3((詩))…に話しかける
4((古))…を予言[予告]する
besprent
[形容詞]
((古・詩))まき散らした, 一面に散らばった
bestow
利用する, 与える, 授ける, 〜を贈る
bethink
[動詞]
[〜 oneself]〈人が〉〔…を〕思い出す, 思いつく〔of〕;〔…ということを/…かを〕熟考する

印欧語根等はthink参照
betide
[動詞]((文))
(他)〈事が〉…に起こる, の身にふりかかる
▼現在は通例次の句で用いる. Woe betide our enemies!敵に災いあれ.
(自)起こる

印欧語根などはtide(2)を参照
betoken
[動詞]
1〈顔つきなどが〉…を示す, 表す
2〈雷鳴などが〉…の前兆となる

印欧語根等はtoken参照
betray
味方を裏切る, だます, (うっかり)漏らす, (信用を)裏切る, 秘密をあばく, 敵に売る, 背く, 密告する
betroth
婚約させる
between
〜の間で, 〜の間を行き来して, 〜の合間に, 〜する傍ら, 相互間の
betwixt
[前置詞]
[副詞]
1[場所・時間・関係] …の間に[で, を, の]
2[区別・選択・分配] …の間に[で];…のどちらかを
3[程度・性質] …の中間に[の], のどっちとも言えない
4[協力・共有]〈人が〉協力して, 共同で;(お金などを)みんな合せて

ゲルマン語の複合語で「二つの点の中間」
bewilder
まごつかせる, 迷惑した, 煙に巻く, 何が何だか訳が分からなくさせる, 驚きあきれさせる, きょとんとさせる, 当惑させる
bewitch
[動詞]
1〈人・物〉に魔法[呪文(じゅもん)]をかけ(て〔…に〕す)る〔into〕
2〈人・情景などが〉〈人〉を〔…で〕魅惑する
印欧語根等はwitch参照
beyond
〜の向こうに(へ,で),〜を過ぎて,〜を越えて. 印欧語根等はby(1), yond参照
bilander
[名詞]
ビランダー《オランダなどで用いる沿岸・内陸用の2本マスト帆走の小型貨物船》
bivouac
[名詞]
1(軍隊の)露営(地), (テントなしの)野営, 〔登山〕ビバーク(不時露営)
2〔登山〕ビバーク用の小型軽量テント
3夜警

[動詞]
露営[野営]する

フランス語'bivouac'からの借入語。 ドイツ語の方言 'beiwacht'(夜警)から派生。 'bei-'(= at, by) + 'wacht'(=watch 見張り)
but
[接続詞]
1 しかし, それより, そんなことより
2 [2つの発話行為をつないで](申し訳ありませんが)…を依頼[提案]します
3 [先行する not と関連して](…ではなく)て(むしろ)
4 [2つの発話行為をつないで](…と申し上げますが)それは…だからです

[前置詞]
…を除いて, …のほかは

[代名詞]
[関係代名詞]((文))[否定文中の語を先行詞として;通例主格で] …しないところの

[副詞]
ほんの, たった, ただ;[can を伴って] 少なくとも, とにかく…するだけ,

[名詞]
「しかし」という言葉

[動詞]
〈人〉に「しかし」と言う
by(1)
[形容詞]
1[平面的・空間的位置]a…の(すぐ)そばに[で, の], …の近くに, …のわきに b[方位] …寄りの c[対象]((まれ))〈人〉に対して 2[準拠] …に従って, …に基づいて, …によって 3[全体の部分を示して]a[動作を受ける主体部分](身体・物の)…を(つかんで・引っぱってなど) b[関連] …に関しては, …は4[通過] …のそばを通って(向うへ 5[程度・差異]a…だけ, …の差で b[乗除・寸法] 6[単位] …単位で, …ぎめで;…ずつ;…別 7[経由] …を通って, …を経由して

[副詞]
1[位置] そばに, 近くに 2[通過](そば・前を)通り過ぎて;〈時が〉過ぎ去って

[形容詞]
1片側にある, 本道から離れた[はずれた] 2付帯的な
by(2)
[名詞]
〔クリケット〕バイ《打者が打たなかった球を捕手が後逸したときの得点;【略】 b.》, 〔ゴルフ〕バイ《マッチが早くつきプレーする必要がなくて残ったホール》, バイ《トーナメントで不戦勝の人[組]》;不戦勝, 付随的[二次的]なもの
by-product
副産物, 副製品
bye
[名詞]byとも表示
1 《スポーツ》(トーナメントで)不戦勝
2 副次的[付帯的]なもの, 枝葉, つけ足し

印欧語根等はby(1)参照
combustible
可燃性の, 燃えやすい
disambiguate
[動詞]〈文章・陳述を〉(あいまいさを除いて)明確にする
embassage
大使の任務[使命]
embassy
大使館, 使節団
funambulist
綱渡りする人
hereby
[副詞]((文))これによって;この結果として;ここに

印欧語根等はhere,by参照
nearby
[形容詞]((限定))すぐ近く[そば]の, 手近な, 隣接の
[副詞] すぐそばに, 近所に
[前置詞] …のすぐそばの[に], …の近くの[に]
ombudsman
苦情処理係, 苦情調査官, オンブズマン
perambulate
【v.】
((やや古))…を巡回する, 歩き回る(walk about).巡回する, 歩き回る(walk about);〔英史〕(教区・森林を)歩き回って境界を定める.
preamble
【n.】
(演説などの)前置き, 序言;(法律の)前文;〈物事の〉前兆, 前触れ;[P〜] 米国憲法の序文.

【v.】
序言を述べる.
thereby
それによって, それに関して, その結果, 従って
umlaut
【n.】
ウムラウト《ドイツ語などの後続母音の影響による母音変異》.(ウムラウトによる)変母音.ウムラウト記号《/¨》.ハーフボトルのレーベンブロイビール

【v.】
〈母音〉をウムラウトで変化させる;〈母音〉にウムラウト記号をつける.


この語根 ambhi から派生した接頭辞
ambi-
「両方の」, 「周」, 「両側」, 「周囲」の意を表す。 ("ambo-" とも)

(語源) ラテン語 'ambi-' (周囲に) から派生する。 (参照: amphi- )
amphi-
「周りに」, 「周囲に」, 「両〜」, 「両様に」, 「両側」 の意を表す。

(語源) ギリシャ語 'amphi' (両側に, 周囲に)に由来する。 (参照: ambi- )
be-
1[他動詞に付けて強意的に] 全面的に, すっかり, 完全に, あらゆる方向に
2[自動詞に付けて強意他動詞を作る] 過度に, まったく
3[形容詞・名詞につけて他動詞を作る] …にする, …として扱う
4[名詞につけて他動詞を作る] …で囲む, 覆う
5[名詞につけて語尾 -ed と共に形容詞を作る] …を持った, …で飾った


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