deuteragonist  [n. ]

(ギリシャ古典劇で)第二役《主役(protagonist)に次ぐ役, わき役, (特に)かたき役》


印欧語根
deu-1 不足していること、欠けていることを表す(tire(1)など)。
ag- 追いやり動かすこと、引っ張ること、動かすことなどを表す印欧語根。重要な派生語は、act, examine. このほか(例えば煙を)動かして何かさせるという動詞を作る語根であり(例fumigate), あちこちに移動する従者(例ambassador), 重要な・価値のある(例axiom)という意味の派生語もある。


接頭辞
deutero- 「第二の…」, 「再…」, 「第二義的」, (化学)「重水素を含む...」 という意味を表す。 《◆母音の前では "deuter-" 》

(語源) ギリシャ語 'deuteros' (第二の)に由来する。



接尾辞
-ist 「人」の意を表す名詞を造る;多くは-ize, -ise(2) に終わる動詞と -ism に終わる名詞に対応する;
1 -ize に終わる動詞の「動作主(agent)」を表す
2「(主義・慣例・風習など-ismの)信奉者、主義者」を表す
3「(特殊な研究・職業などに)従事する人」を表す
4[形容詞用法]「…の特徴をもった、…的な」の意

"-i" で終わる語に付くときに "-ast" の異形も。

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