-esis

ギリシャ語系の接尾辞で「動作、(動作の)過程」の名詞を造る。

(語源) ラテン語 '-esis' からの借入語 ← ギリシャ語 '-ễsis' ← '-ễ-'(動詞を構成する派生語要素) + '-sis'



この接尾辞を持つ語
amniocentesis
[名詞]
〔医学〕羊水穿刺(せんし)《性別判定などのため羊水を採ること》
auxesis
[名詞]
〔生物〕肥大《細胞分裂ではなく細胞自体が大きくなることによる成長》
catachresis
[名詞]
1(単語の)誤用, 俗綴法《luxurious を luxuriant とつづることなど》 2〔修辞〕比喩的表現の矛盾した[誤った]用い方
diapedesis
[名詞]
《医》血管外遊出, 漏出。損傷を受けていない血管から特に白血球が体組織に浸み出ること。
ギリシャ語で「跳び越えること」が原義
dieresis
(音節の)分切, 分節, 分音符号, 一致分切
diesis
ディエシス, ピタゴラスの理論で4度と2個の全音(tonus)との間の差, 現代の音響学では, 短4度と3度の間の音程, シャープ(#)
ecesis
土着, 定着《植物が新しい環境に定着すること》
emesis
嘔吐(おうと)
enuresis
夜尿(症), 寝小便
exegesis
説明, 解説, 解釈, 釈義. 「外へ導く」→「解釈する」意のギリシャ語に由来
genesis
[名詞]
1 ((G-))《旧約聖書》創世記
2 起こり, 起源, 生成, 創始, 発生
hysteresis
ヒステリシス, 履歴現象《磁場の強さが変化する時, 強磁性物質の磁化反応が遅れるような現象(磁化ヒステリシス);一般に加えられる力の変化に対して, 物体の反応が遅れる現象(弾性ヒステリーシス)など, 強磁性物質や弾性物質の変化に対する反応が, 過去の反応に依存する現象》
paresis
【n.】〔病理〕
1 不全麻痺(まひ).
2 梅毒性進行麻痺(general 〜).
syneresis
〔化学〕シネレシス, 離漿(りしょう)《ゲルから分散媒が分離してゲルが収縮する現象》.
〔言語〕合音《 2 母音または 2 音節を 1 つに縮めること》.
synesis
〔言語〕意味構文《呼応が文法形式よりも意味に重きを置いた構文》.
synizesis
〔音声〕合音, 母音融合〔細胞〕収縮[縮合]期.
thesis
[名詞]議題, 主張, 卒業論文, 題目, 命題, 論題, 論文.
「置く」という意味のギリシャ語の名詞形で「置かれた状態」が原義
tmesis
〔言語〕切離(せつり), 複合語分割《複合語を切り離し他の語を挿入すること


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