-escence

-esceで終る動詞, -escent で終る形容詞に対応する名詞を造る語尾。作用・過程・変化・状態(の初め、発端)を表す。

(語源) ラテン語 '-ēscentiam' に由来する。




印欧語根
-sko- 現在の時制で、反復、または未完了の意味合いを示す動詞接尾辞。(-escence,-escentなど)
この接尾辞を持つ語
candescence
[名詞]
((まれ))白熱
concrescence
[名詞]
〔生物〕(細胞・器官などの)癒合(ゆごう), 合成(がっせい), 癒着(ゆちゃく);〔発生〕癒合
decalescence
〔冶金〕減輝《加熱中の金属が一定温度に達すると熱を急激に吸収するため温度が下がること;鉄の場合は795℃》.
defervescence
[名詞] 解熱, 解熱期 de- + ferv-((熱い,沸く fervent) + -escence
detumescence
腫脹(しゅちょう)減退《はれがひくこと》, (勃起した陰茎が)萎縮すること
effervescence
興奮, 沸騰, 泡立ち, はつらつさ
evanescence
[名詞]消えてゆくこと、うすれゆくこと

印欧語根等はevanesce参照
excrescence
(人体などの)異常生成物《いぼ・こぶなど》, (動植物の)突出物《ゾウの鼻など》, 余計なもの, 邪魔もの
fluorescence
[名詞]《物理学・化学》螢光発光;(物質の)螢光性;螢光<

印欧語根などはfluorを参照
infructescence
【n.】
〔植〕果序.
iridescence
[名詞]
[U]虹色, 玉虫色, (にじ色への)変色現象
luminescence
[名詞]U]ルミネッセンス, 冷光(現象):白熱によらない発光.
phosphorescence
【n.】
1〔物理〕リン光性《a ある物質に光を当ててから, その光を取り去っても発光する性質.b 励起原子の平均寿命が10〈-8〉秒より大きな蛍光発光》.
2 リン光《生物発光などの化学反応中の発光》.

印欧語根などはphosphorusを参照
recalescence
再輝, 再熱《結晶構造が変化する温度以下に冷却した時に起る発熱現象》


【戻る】
【TOP】