stom-en-

様々な体の部分や開口部の意を表す。(stoma,stomachなど)

この語根 stom-en- から派生した単語
anastomosis
[名詞]
1〔解剖〕(血管などの)吻合
2〔医学〕(管状器官などの)吻合(手術)
3〔植〕(葉脈などの)網目模様
ancylostomiasis
[名詞]
〔病理〕十二指腸虫症, ズビニ鉤虫(こうちゅう)症《十二指腸虫が人間の腸に寄生し, 血液を吸って進行性貧血症を起す》
deuterostome
[名詞]《生物》新口(しんこう)(後口)動物。発生初期胚に生ずる原(腸の陥入)口がそのまま口になる旧口動物(protostome)に対し、先に肛門が形成され後からできたものが新たに口になる動物のこと。例えば棘皮動物(ウニ)、半策動物門、脊索動物など。「二番目の口」が原義
gnathostome
[名詞]顎(がく)口類, 顎口虫類。顎を持つすべての脊椎動物のことを言い、哺乳類、鳥類、両生類、爬虫類、(ヤツメウナギ、メクラウナギを除く)魚類を含む。
ozostomia
[名詞]〔病理〕口臭, 臭口症。 

(語源) ギリシャ語 'ozostomos'(口臭がある)に由来する。('ozein'(臭う) + '-stomos'(口が…の)<'stoma'(口)>) + -ia
physostomous
【adj.】
〔魚〕有気管[鰾(ひょう)]の, 鰾[浮き袋]が消化管とつながっている(⇔ physoclistous).
prostomium
【n.】
〔動〕前口葉[節], 頭葉《ミミズやゴカイなど環形動物の頭部》.
protostome
[名詞]《生物》前口(ぜんこう)(または原口、先口、旧口)動物。初期胚に形成された原口がそのまま口となって発生する動物。(↔deuterostome)例えば軟体動物、環形動物、節足動物など。
scyphistoma
スキフィストマ, スキフラ(scyphula)《鉢クラゲ類(scyphozoan)のポリプ期の幼生
stoma
〔解剖・動〕(血管などの)小穴, 口, 気門;〔医学〕腔(こう)器官への人工穴.〔植〕気孔
stomach
[名詞]胃, 好み, 食欲, 腹

[動詞](他)((ふつう否定文・疑問文))…を食べても気持ち悪くならない, …に耐える, をがまんする
stomatous
小穴[口, 気門]のある.
stomodeum
〔発生〕口陥(こうかん)《外胚(はい)葉の陥入部;後で口や口腔となる部分》.
新ラテン語←「口になる途中」の意のギリシャ語stoma + hodaiosに由来
xerostomia
[名詞]〔病理〕口内乾燥症《唾液が異常に少ないこと》。

(語源) ギリシャ語 'xēros'(xero- 乾燥した) + ギリシャ語 '-stomos'(口が…の) <'stoma'(口)>) + -ia)


この語根 stom-en- から派生した接頭辞
stomato-
「口の…」, 「小孔の…」という意味を表す。 《 ◆ 母音の前では "stomat-" 》

(語源) ギリシャ語 'stoma' (口)に由来する。


この語根 stom-en- から派生した接尾辞
-stome
「口, 口に似た器官をもつ有機体(生物)」, 「口のような器官」という意味の名詞を造る。

(語源) ギリシャ語 'stoma' (口)に由来する。
-stomy
(外科)「人工的な開口部を作る手術。二つの中空器官の間に新しい開口部を作って連結する手術」という意味の名詞を造る。 例: 'gastrostomy' (胃ろう造設術)


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