trustee  [n.v. ]

[名詞]
1 《法律》(他人の財産の)受託者, 被信託人, 保管人
2 (会社・学校・協会などの)役員, 理事, 評議員
3 信託統治地域管理国
第三債務者
=trusty

[動詞]
1 …を受託者の管理に移す
2 〈第三債務者に〉債権差し押さえの通告をする

印欧語根等はtrust参照



印欧語根
deru- dreu-とも表示. To be firm, solid, steadfast. 堅い, 固体の, 不変の(truce, trueなど)。特定の意味合いとして、森林や木、さらに木で作られた物を表すこともある(treeなど)。




接尾辞
-ee(1) 1. ある特定の行為を被る, 行為の恩恵を受ける者、を表す名詞を造る。 (法律用語などで行為者を示す -or, er の対極をなす:employee 雇用者 : employer 雇用主)
2. ある特定の物を所持している者、を表す名詞を造る。(mortgagee  抵当権)
3. ある特定の行為をおこなう者, ある状態におかれている者、を表す名詞を造る。(absentee欠席者)

(語源) 中期英語 '-ee' ← 古期フランス語 '-é', ('-ée'女性形) 過去分詞を表す接尾辞 ← ラテン語 '-ātus'(動詞の過去分詞接辞)

接尾辞 –ee は、ラテン語、フランス語における動詞の過去分詞接尾辞を起源としており、英語の用法においても初期には「受動的に被動作主」を表わすことが基本的機能であった。(例:雇われる人 employee) 他動詞の目的語となる人を示す例が一般的で、特に法律関係の文書(例:trustee(受託者)) や軍・警察の専門用語(例:draftee(召集兵))に多く使われるようになる。
19世紀になり、主としてアメリカ英語で、自動詞の主語を示すような用法に拡大していった。(例:standee(立ち見客)) 今日では、接尾辞 -ee で終わる造語は広く受け入れられており(例:honoree(受賞者)), 思いつきで造られた嘲笑的な意味合いの語も少なくない。(例:firee (解雇された人), roastee(からかいの対象))
また、名詞や形容詞から造られた語もある。(例:patentee(専売特許権所有者), biographee (被伝者/伝記の主題になっている人物))

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