印欧語根 | ||
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terə-2 | 交差したり通り抜けること、または圧倒することを表す。重要な派生語は、接頭辞trans-を持つ語(transferなど)、through, traffic, trunkなど。 | |
ghredh- | 歩いていくことを表す。 |
接頭辞 | ||
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trans- | 1 「…の向こう側へ」, 「…通過の」, 「越えて」, 「超越して」, 「横切って」, 「貫いて」, 「通って」, 「完全に」, 「別の状態(場所)へ」 2 〔化学〕(a)「トランス」:二重結合の2個の原子の互いに反対の側に,置換基が結合している幾何異性体。 (b) 「超…」, 「(周期表で)…より後ろに位置する」 3 〔天文〕 「(太陽から見てある惑星より)遠くにある」 ◆ "s" の前では通例 "tran-" となり, "d", "j", "l", "m", "n", "v" の前ではしばしば "tra-" となる. ◆ 通例,発音は語によって 'træns-', 'trænz-' のいずれかだが,両方の発音が可能なものもある. (語源) ラテン語 'trāns' (の向こう側へ, を越えて, を通り過ぎて) に由来する。 |
接尾辞 | ||
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-ion | 語源をラテン語とする語のラテン語形の語幹や過去分詞形に付いて「行動」「状態」「過程」「結果」を表す名詞を造る。 1 ラテン語の形容詞・名詞の語幹に付いたもの。(例:union (一つに結びつけること) ラテン語 'ūnus (語幹 'ūn':one, 「一」)+ -ion) 2 ラテン語の動詞の語幹に付いたもの。(例:opinion (意見) ラテン語 'opīn(ārī)' (考える) + -ion) 3 ラテン語過去分詞形に付いたもの。 (例:notion (概念) ラテン語 'nōt(us)('nōscere'(知る) の過去分詞形) + -ion ) |