crosier  [n. ]

[名詞] また crozier
1((文))笏杖(しやくじよう), 司教杖(奉持者);牧杖
2〔植〕(シダなどの)巻いた若芽

(語源) 古期フランス語 'crosse' (〔曲がった部分のある〕司教のつえ) に由来する。



印欧語根
g(e)r-2 Curving, crooked. 曲っている、ねじれていることを表す。kr-から始まる様々なゲルマン語系の仮説的印欧語根.1 ねじ曲がること、巻きつくこと、曲がった物、かぎ状の物(crumple, crochet, curl). 2. 丸められた集合体, 丸いかたまりや容器(cruse, crock(1), crib).




接尾辞
-ier 1 -er(1) の異形。通例、名詞に付けて、その名詞に関わる商売、職業を示す名詞を造る。 (例: clothier cloth (服) + -ier(1) :洋服や, 服地製造・販売業者)
w の後では -yer となる。 (lawyer 弁護士, 法律家)
2 主としてフランスからの借入語に付けられる接尾辞で -eer の異形。「(職業として)…する人、…関係者、…取扱者」の意を表す名詞を造る。(例:cashier (レジ係) )
3 -eerの異形以外にも、もっと古く、より多様な意味の借入語(第一音節にアクセントがある語、例えば barrier , courierなど)に見られる。
近年のフランスからの借入語においては、フランス語の発音を残して最後の 'r' の発音がないものがある(例えば、croupier (とばくの胴元補佐))

【戻る】
【TOP】