alluvion  [n. ]

[名詞]
1波の打ち寄せ,洪水,氾濫
2〔法律〕増地, 堆積新生地《海の水位が下ったり, 川床の堆積などで起る》
3. 《地質学》(流水による砂礫されき・泥土などの)堆積, 沖積層 =alluvium

ラテン語 'alluviō', 'alluviōn-' (〈波が〉打ち寄せる)から派生した。 'al-'(='ad-') +'-luere'(打ち寄せる、氾濫)



印欧語根
ad- 「…へ」「…で」「…のそばで」の意味の印欧語根。

重要な派生語は、at(1), aid, 接頭辞ad-を持つ単語(advice, announceなど)。

leu(ə)- 洗うことを表す。


接頭辞
ad- 「…に向かって」, 「…へ」, の意。移動, 方向, 変化, 完成, 近似, 固着, 付加, 増加, 開始, 強意などを表す。

"ad-" は b, c, f, g, k, l, n, p, q, r, s, t の前では同化してそれぞれ ab-, ac-, af-, ag-, ac-(k の前), al-, an-, ap-, ac-(q の前),ar-, as-, at-に置き換わる。
「近似, 付加」の意味の時は通例 "ad-" (例: adscititious )。
sc-, sp-, st-, gn- の前では "a-" となる。



接尾辞
-ion 語源をラテン語とする語のラテン語形の語幹や過去分詞形に付いて「行動」「状態」「過程」「結果」を表す名詞を造る。
1 ラテン語の形容詞・名詞の語幹に付いたもの。(例:union (一つに結びつけること) ラテン語 'ūnus (語幹 'ūn':one, 「一」)+ -ion)
2 ラテン語の動詞の語幹に付いたもの。(例:opinion (意見) ラテン語 'opīn(ārī)' (考える) + -ion)
3 ラテン語過去分詞形に付いたもの。 (例:notion (概念) ラテン語 'nōt(us)('nōscere'(知る) の過去分詞形) + -ion )

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