pekᵂ-

料理することや、熟することを表す(cookなど)。

この語根 pekᵂ- から派生した単語
apricot
アプリコット, アンズ(色)。「早く調理する→早く熟す」意のラテン語praecoquus→ギリシャ語praikokion→アラビア語al-barqūq→英語古形abrecockに由来。
biscotto
[名詞]
〔イタリア〕 ビスコッティ《木の実入りの小さな四角いビスケット》.印欧語根等はbiscuit参照
biscuit
ビスケット, 素焼, 締め焼, 小型食パン. 「二度焼く」ことに由来する

(語源) ラテン語 'bis' (二度)+ ラテン語 'coctus' (料理した) に由来する。
ceviche
【n.】《スペイン語》セヴィーチェ:生魚の小片をライムかレモン汁と薬味でマリネにした前菜.
「食べ物、スープ」の意の古イラン語→「酢+食べ物、スープ」の意の中期ペルシャ語→「酢で調理した肉」の意のアラブ語→スペイン語に由来
charcuterie
[名詞]
〔フランス〕(特に豚肉の)肉加工食品;豚肉店。 

(語源) フランス語 'chaircuicterie'='chair'(肉)+ 'cuict'(cooked、料理された)に由来する。
concoct
作り上げる, でっち上げる, 調合する
cook
[動詞](他)
1 (熱を用いて)(目的の状態になるまで)料理する, 調理する, 煮る, たく, 焼く, 揚げる, 蒸す
2 ((略式))〈話・言い訳などを〉(特にあわてて)でっち上げる
3 ((俗))…をだめにする
4 ((通例受身))((英俗))〈人を〉疲れさせる
(自)(←(他))
1 料理を作る
2 〈食べ物が〉料理される, 煮える
3 〈人が〉(暑さで)うだる

[名詞]
 料理人, コック
cookbook
[名詞]((米))料理の本(((英))cookery book). [ドイツ語Kochbuchから]
印欧語根等はcook,book参照
cooker
[名詞]
1 ((しばしば複合語))((英))(かまど・なべなどの)炊事用具, 調理道具;(料理用の)レンジ, こんろ(((米))stove)
2 ((通例~s))(生食より)料理に適した果物(特にリンゴ)
3 ((略式))(話などを)でっち上げる人
4 調理人

印欧語根などはcookを参照
cookware
[名詞][U](なべ・かまなど)料理用具

印欧語根などはcookを参照
cuisine
[名詞] 厨房, 料理(法), 料理場

(語源) フランス語 'cuisine' (キッチン, 料理(法))からの借入。← 古期フランス語, 俗ラテン語 ’cocīna', ラテン語 'coquere' (料理する)に由来する。印欧語根 'pekᵂ-' に同化された ’kᵂekᵂ-' (古期イタリア語やケルト語において)に遡ると考えられる。 参照: cook , kitchen
culinary
台所の, 料理の
decoct
〈薬草など〉を煎(せん)じる, 煮出す;…を煮詰める
drupe
核果, 石果, イガレイシガイ《インド太平洋海域に生息する Drupa 属の巻貝の総称;こぶの多い殻をもつ》
dyspepsia
[名詞]消化不良

(語源) ラテン語からの借入。ギリシャ語 'duspepsiā'('dus-'(dys-..困難, 不良) + '-pepsiā'消化(作用))に由来する。
dyspeptic
消化不良の  参照: dyspepsia
erepsin
エレプシン《小腸内に分泌されるタンパク分解酵素;アミノペプチダーゼ・ジペプチダーゼなどペプチダーゼの混合物の総称》.印欧語根等はpepsin参照
escabeche
【n.】《スペイン語》エスカベーシュ。
1 スパイスなどの入った酢とオリーブオイルのマリネード。魚や鶏肉の保存に使われる。
2 魚や鶏のから揚げやゆでたものを1に浸したマリネ。通常冷やして出される。
「肉、小麦粉、酢で調理した食べ物」の意の古イラン語→スペイン語に由来。印欧語根等はceviche参照
eupeptic
1 消化を助ける;消化良好の,消化力の盛ん
2 暢気な, 楽天的な

ギリシャ語 'eupetos' ( 'eu-' (よい) + 'peptein' (消化) )に由来する。
kiln
【n.】
[しばしば複合語で](陶器・れんがなどを焼く)かま, 炉.

【v.】
…をかま[炉]で焼く[乾燥させる].
kitchen
【n.】
1 台所, キッチン;[形容詞的に] 台所(用)の《◆((英))では居間・食堂兼用の台所をさすことも多い;【略】 k., K, kit.》.
2 (ホテル・病院などの)調理場[部門];調理スタッフ.
3 ((俗))〔音楽〕(オーケストラの)打楽器部門.
4 料理法.
5 (部屋などに据え付ける)装備一式.

「料理する、料理」意のラテン語coquere, coquusから. cook参照
pakora
[名詞]《インド料理》パコラ:野菜や肉のてんぷら;辛いソースを添えて食べる.

「彼は調理する」+「油で揚げたボール状の豆」の意のサンスクリット語→ヒンズー語、ウルドゥー語に由来。
panna cotta
[名詞]《イタリア語》パナコッタ。生クリームと牛乳を温め、砂糖と風味をつけゼラチンで固めた冷たいデザート。キャラメルまたはフルーツソースを添えるのがふつう。イタリア語で「調理した(生)クリーム」が原義。
pepo
【n.】
(複〜s)〔植〕瓜(うり);瓜状果, 瓜果(かか)《ウリ科植物の果実の総称;メロン・カボチャなど;外皮は堅くて果肉は水分を多く含み種子が多い》.
pepsin
【n.】
1〔生化学〕ペプシン《胃液中にあるタンパク質分解酵素》.
2 ペプシン剤, 消化剤.
peptic
【adj.】[限定]
1 消化の, 消化を助ける.
2 消化力のある.
3〔生化学〕ペプシンの.

【n.】
消化剤.
peptide
[名詞]《生化学》ペプチド

印欧語根などはpeptoneを参照
peptize
【v.】
〔化学〕…を解膠(かいこう)させる《物質をコロイド状態に分散させること》.
peptone
【n.】
〔生化学〕ペプトン;ペプトン塩水溶液《細菌の栄養培地;〜 water ともいう》.
precocious
【adj.】
1〈子供が〉(知的・身体的に)発達の早い, 早熟の;ませた.
2〔植〕早咲きの, 早なりの.
pukka
【adj.】
1 本物の(genuine), 信用できる.
2 上等の, 一流の.
3 堅苦しい, フォーマルな《◆インドでの英国統治時代の英国人のマナーを形容していう》.
pumpkin
【n.】
1a〔植〕カボチャ《ウリ科カボチャ属(Cucurbita)の植物の総称;大形の実はパイの材料;家畜の飼料にもする;果肉をさす場合は》.
b ((英))〔植〕クリカボチャの実.
c〔植〕ペポカボチャ(Cucurbita pepo)《ウリ科カボチャ属の1種カザリカボチャ》.
d 濃い桃色.
2 ((米俗))[通例 some 〜s] 重要人物, ひとかどの人;かなりのもの;ばかなうぬぼれ男, 太っちょ;((米略式))カボチャちゃん《◆子供への愛情を込めた呼びかけ》.
3 ((米俗))頭;[the 〜s] 田舎町.
quittor
(馬蹄などの)蹄冠炎
ricotta
イタリア産の cottage cheese の一種,米国産のリコッタ風チーズ
sancocho
[名詞]《スペイン語》肉やヤム芋、キャッサバなどの入った中南米やカリビアンのシチューやスープ。
「半生、少しだけ料理された」意のラテン語 'subcoctus' → 「半調理した食品」の意のスペイン語に由来。
terra cotta
テラコッタ(素焼きの土器),テラコッタ色.「土を焼いたもの」の意


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