-yo-3

関係を表す形容詞の接尾辞。(-ary, -eer, -er(1), -atory

この語根 -yo-3 から派生した単語
commentary
[名詞] (ラジオ・テレビの)実況放送, 時事解説;(映画などの)解説, ナレーション, 注釈, 注解, (ある事を)如実に表したもの,((通例-ies))事実[事件]の記録(集)
documentary
[形容詞] 文書の;記録[資料]による
[名詞] (…の)記録もの, ドキュメンタリー((on, about ...))
印欧語根等はdocument参照
quadricentenary
[名詞]400年祭, 400年記念日

[形容詞]400の;400(周)年の
salary
サラリー, 給料, 棒給。 
 古代ローマ時代には、兵士に塩を買うために銀貨が給与として支払われたことに由来する。
sexagenary
60の, 60ずつの, 60歳代の

(語源) ラテン語 'sex' (6) + '-gintā' (10倍) に由来する。


この語根 -yo-3 から派生した接尾辞
-aria(1)
(生物』) 「...のような(...に関係ある)生物(の属や目)」を表す複数名詞を造る。 filaria など。

(語源) ラテン語'-ārius'(-ary)の女性単数形または中性複数形に由来する。
-aria(2)
-arium の複数形
-arian
1 ...の(関連の)人。 (接尾辞'-ārius'(現代英語 -ary )を持つラテン語の形容詞, または -ary の語尾を持つ英語の形容詞・名詞に対応する「人」を表す名詞を造る。) 例 : proletarian 
2 「…派の(人)、…主義の(人)、…歳の(人)」などの意の形容詞、名詞を造る。例: utilitarian

(語源) ラテン語 '-ārius' + -an(1)
-arious
「…性の」の意の形容詞を造る
ラテン語'-ārius'(-ary)に由来する
-arium
「…に関連する[用いる]もの、…の場所」などの意のラテン語系名詞を造る。 例:aquarium
ラテン語 '-ārius'(-ary) に由来する
-ary
1. 「…の、…に関する」の意の形容詞を造る (例: elementary, tributary 等)
2. 「…に関係する人、…に関するもの、…の場所」 などの意の名詞を造る(例:secretary)

(語源) 中期英語 '-arie'(…に関係ある という意味の接尾辞) ← 古期フランス語'-arie', ラテン語 '-ārius' に由来する
-atory
1 「…のような、…と関係のある、…となる」の意の形容詞を造る。
2 …に関係ある所,…に役立つ所 (例: observatory 観測所)

(語源)ラテン語 '-ātōrius' ('-āre'で終わる動詞の語幹の語尾母音'-ā-' + '-tōrius'(現代英語の -tory)に由来する。 -ator 参照
-eer
「(職業として)…する人、…関係者、…取扱者」の意を表す名詞を造る

(語源) フランス語, 中期フランス語 '-ier' ← 古期フランス語 ,ラテン語 '-ārius' (人を表す名詞の接尾辞)に由来する。
-er(1)
動詞または名詞から 
1. 種々の意味の動作主名詞を造る (例: employer, teacher)
2. 「特定の行為を受ける, 又は受けることができる人[もの]」 という意味の名詞を造る。
3. 「…の人,…を持つ人[もの]」という意味の名詞を造る。(例:five-footer (身長5フィートの人))
4. 「...に従事している, ...主義[支持]の人」という意味の名詞を造る。(例:banker (銀行家))
5. 「...の人[出身者,居住者],...民」という意味の名詞を造る。(例:Icelander (アイスランド人),Southerner (南部の人))
6. ...な人 (例: foreigner)

(語源) 中期英語 '-er' から派生。 その変遷は、古期英語 '-ere'(ゲルマン語 '-ārjaz' ← ラテン語 '-ārius'(現代英語の -ary に相当))に由来するものと、 アングロフランス語 '-er' ← 古期フランス語 '-ier' ← ラテン語 '-ārius'に由来するもの, 古期フランス語 '-ere', '-eor' に由来するものがある。
-ier
1 -er(1) の異形。通例、名詞に付けて、その名詞に関わる商売、職業を示す名詞を造る。 (例: clothier cloth (服) + -ier(1) :洋服や, 服地製造・販売業者)
w の後では -yer となる。 (lawyer 弁護士, 法律家)
2 主としてフランスからの借入語に付けられる接尾辞で -eer の異形。「(職業として)…する人、…関係者、…取扱者」の意を表す名詞を造る。(例:cashier (レジ係) )
3 -eerの異形以外にも、もっと古く、より多様な意味の借入語(第一音節にアクセントがある語、例えば barrier , courierなど)に見られる。
近年のフランスからの借入語においては、フランス語の発音を残して最後の 'r' の発音がないものがある(例えば、croupier (とばくの胴元補佐))
-yer
(wで終わる名詞に付く)-er(1) -ier の異形


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