glōgh-

Thorn, point. 刺(とげ)、先端のことを表す。 1.矢のかかり(glochidium)。2.舌(glossa)。

この語根 glōgh- から派生した単語
bugloss
[名詞]
〔植〕ビューグロス《ヨーロッパ産のムラサキ科の Anchusa 属, Lycopsis 属, Echium 属などの植物;剛毛をもち小さい青い花をつける》.
diglossia
ダイグロシア, 2言語変種使い分け《同一言語社会の中で1つの言語に2つの変種があり, 使用状況が社会的に分化している状況》
genioglossus
[名詞]オトガイ舌筋。(顎と舌をつなぐ筋肉と舌を出し入れする筋肉の一対)。
glochidium
シダ類の胞子のうにある針やとげ, グロキディウム《淡水性カラスガイ類の寄生性の幼生で魚のひれやえらに付着する》
gloss(2)
[n.]
語句注釈, こじつけ

[v.]
注釈をつける, もっともらしく説明する

glossa
舌, 中舌《昆虫の下唇にある1対の舌のような突出物》
glossary
語彙解説, 小辞典, 用語解説

gloss(2)参照
glossator
[名詞](特に中世法典の)注釈[注解]者
glossolalia
[名詞](宗教的恍惚状態で発する)難解な言葉, 異言の賜物。 "speaking of tongues", "gift of tongues" とも言う。

(語源)近代ラテン語からの借入。 ギリシャ語 'glōssa'(tongue(舌, 言語)) + 'lalein'(たわいのないことをしゃべる))に由来する。
glottis
声門, 喉頭
heteroglossia
[名詞]異書語法, 言語的多様性, 異言語混淆性。
ロシアの言語学者M.バフチンの造語の訳で、同じ一つの言語を取ってもその社会の中で方言、階級、性別など様々な要因による多様性とそこから矛盾する見解が存在すること。
hyoglossus
[名詞]舌骨舌筋
isogloss
【n.】
〔言語〕等語線《言語的特徴の異なる地域を分ける想像上の線》
印欧語根等はgloss(2)参照
macroglossia
[名詞]巨舌症.遺伝子異常により先天的な過成長によって起こる症候群の一つ.
microglossia
[名詞]《病理》小舌症。
polyglot
【adj.】
多言語に通じた[で書かれた], 〈社会などが〉多言語を使う.

【n.】
1 多言語に通じた人, 何か国語も話す人.
2 多言語で記した対訳書《特に聖書》;多言語の混交.
proglottid
【n.】
〔動〕片節《サナダムシなどの多節条虫類の分節の1つ;各片節が生殖器を持つ》.

その形から「舌の先」が原義


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